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大谷創造都市計画とは
宇都宮市北西部に位置する大谷地区。
世界的建築家、F.L.ライト設計の帝国ホテルにも使用され、
全国に名を馳せる石材・大谷石の産地として、
日本産業における大きな役割を担ってきました。

近年では、地下の巨大な採石跡空洞を利用したイベントが多数行われ、
中でも、山海塾による現代舞踏や、アンディ・ウォーホル展では世界から大きな注目を浴びました。

しかし、そんな矢先、1990年の第一次陥没、間もなく第二次陥没が起こります。
縦横に開けられた地下の採石空洞に、地上地盤が陥没したのです。

その後、安全対策として、大谷を廃棄物である「溶融スラグ」の埋立処分場とすることで
採石空洞を埋める案が行政から出されました。

私たちはその方針に疑問を持ちました。
陥没の原因でありながらも、産業遺産としての価値と自然美を未来に残す必要があると感じたからです。
陥没の再発を防ぎつつ、大谷の独特稀な景観を継承し、
魅力ある都市として再生するための計画が必要であると。

「大谷創造都市計画」は、このような背景のもと構想着手されました。
UFO project(2010-)
2005−2009年にかけて構想された創造都市計画から更に飛躍させた都市計画。
直径150mの円形に掘り下げることで前計画同様に横坑を表出させ、
さらに、上部にニューマチック屋根を架けることで様々な用途に対応できる空間を計画する。

UFO計画地周辺の既存の採石地下空洞や、
景観的に大谷の鍵となりうる、乙女岩などの資源を踏まえ、それら一体として計画していく。

大谷創造都市計画(2005-2009)
大谷地区、直径約2kmの範囲を想定した、2005年から着手された都市計画構想である。

地上面から60〜80m掘り下げることによって既存の採石空洞を表出させ、
そこに行政、文化、教育、居住機能を組み込んでいく。
Negaropolice project (1994)


「Negaropolice project」は大谷創造都市計画における初期計画である。
大谷石採掘跡である巨大な地下空間と、その地上とをタワーによって関係づけ、
大谷ならではの一体的利用によって、都市を構築することが試みられた。